男女平等特区についての質疑

●内閣委員会 

 

2002年11月28日 


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○田嶋陽子君

 無所属の田嶋陽子です。よろしくお願いします。
 私は、この特区という考え方が出てきたときにわくわくしました、何かできるんじゃないかと思って。というのは、私は、なかなか女性政策というのはやっていただけなくて、ということは、少子化対策も案はあるけれどもなかなか実行に移していただけなくて、GDP世界第二位、経済大国と言われながら、少子化対策とか女性政策に関してはもう最下位の方に近いということを情けなく思っておりました。
 ですから、もしかしたら市町村で、どこかでモデル地域みたいのを作りたいな、そういう意思のある首長さんに作ってほしいな、できないなら自分がやりたいなとか、夢を持ったりしておりました。ですけれども、特区構想が出てきて、そして国でそういう特区構想を実行してくだされば、これはもういろんなことが実験できてすばらしいなと私なりに甘い夢を持ったわけです。
 私としては、先ほどからも、午前中に阿部さんとか長谷川さんとか皆さんが、画一性から個性へとか、それから一律平等主義から多様な生き方とか、そういうお話をなさっていて、本当にそう思うんですね。地域の活性化といっても、それは一人一人が活性化しなきゃいけないわけで、皆さんのお話にあったように、一人一人が自立して、そして共生していかなければいけないとすれば、個人の生き方、経済特区だけでなくて個人に対する規制緩和もほどいていかないと、地域は活性化しないというふうに思っています。
 そして、よく女の人の場合、近ごろ女の人は元気ですねと言われるんですけれども、元気は元気なんだけれども、みんなそれこそ飛び立てないいろんな法律があるわけですね。みんな元気なんだけれども、その元気に見合う実力が発揮できるような状況に女性はいないと。
 その幾つかの女性に対する、個人に対する規制というものが制度であります。それは、国家レベルでは配偶者控除とか配偶者特別控除なんですね。これが、例えば就労調整を女性がします。それはどういうことかというと、例えばここに世田谷の例がありますが、ここの世田谷で八人の女性がお弁当屋を始めたんですね。一日に百五十食ぐらいの注文があって売れて売れて、物すごくいい仕事ができ始めたんですが、何と働いている八人のうち就労調整していないのは二人だけなんですね。あとはみんな百三万円の壁と、それから百三十万円の壁、百三十万円というのは年金ですね、第三号被保険者。これは、百三十万円過ぎちゃうと自分の健康保険の掛金と自分の年金の掛金を払わなくちゃいけないから、それでそれ以上働かないようにしている。
 百三万円の壁というのはもう実はないんですが、それでも企業は百三万円を中心にして扶養手当とかそういうのを出したりしますから、みんな夫の顔を立てるために百三万円以内で働こうとしている。夫の顔色を見ながら働いているんですね。これは実は夫も都合がいいので、それ以内で働いてくれると、この二つの配偶者控除をもらえるわけですね。
 それと同時に、妻は百三万円しか働けなければブーメランと同じように家に帰ってきて、午後からは家事もしますから、夫にとってはもう一石二鳥で、これは非常に夫に都合のいいあれで、ですけれども、女の人の方がちょっとその自覚がないものですから、配偶者控除とか配偶者特別控除がなくなると自分が損すると思っているようなんですが、実はちょっと構造は違うわけなんですね。どうしても、この配偶者控除と配偶者特別控除を徐々にでもいいからなくしてほしい。
 ところが、やっと税調が配偶者特別控除だけをなくそうと言っているのに、自民党さんの中には慎重論があるというんですね。中には、そんなものを取ったら女がかわいそうじゃないかと言うけれども、これは実は逆でして、優遇政策の背後にあるのは、これはばかにした政策です。
 特に、女子供と言いますが、何で女の人が子供と一緒にされて女子供と言うかというと、ちゃんと税金を払っていないからですね。もう二十歳を過ぎた女の人は結婚していようとしていまいと、やっぱりみんな税金を払うべきです。それが国民の義務なんですね。ですけれども、専業主婦の人は男の人を一生懸命働かせるために家にいて、ありがとうと言うために配偶者控除や特別控除を取りあえず設けて男の人を優遇したわけです、サラリーマンの人を、養わなきゃいけないということで。
 でも、現実には女の人は、元の経済企画庁でも計算して出しましたが、月二十三万円から、老人介護をしている主婦の人は月七十万近くもただ働きしているわけですよね。もし隣の奥さんと交換したら、これは夫さんは全部支払わなきゃいけないわけです、隣の奥さんに。でも、自分の奥さんならただ働きさせている。尽くすのが女の務めだと、こういう国の考え方でやってきたわけですけれども。
 今、こうやって就労調整して一生懸命お弁当屋さんをやって働きたいのに、みんながやっぱり夫の顔色を見て働かないと。せっかくこうやってワーカーズコレクティブとか立ち上げても、これは世田谷区の地域活性化にはつながらないんですよね。実はこういう就労調整が一杯あって、実は中小企業の経営者たちも、もう面倒くさいからいい加減にしてくれよと私はよく言われます。早くこういうものをなくしてほしいんだよと、目一杯働いてほしいんだよ、就労調整してほしくないんだよと、そういうことも言われます。
 ですけれども、これもいろんな考え方がありまして、例えば毛沢東が、ちょっと古い話になりますが、纏足をやめようとしたんですね。纏足というのは女の足の大きさを八センチにして逃がさないようにしたんですね。女というのは歩く財産ですから、逃げられたら困るから、昔は足を縛って小さくしたわけですよね。ところが、毛沢東が纏足なんて非人間的なことをやめようよと言ったときに一番反対したのは女性なんですね。すなわち、纏足していないと結婚してもらえない、結婚しない女性はそれ以外の生き方が認められなかったからですね。
 でも、今朝、阿部委員も長谷川委員もおっしゃったように、多様な生き方というものをする時代になったときに、どうして女性の足かせだけを、経済的纏足だけをいつまでも残しておこうとするのか、これがよく分からないんですね。多分男性の、ここにいらっしゃる方は違うと思いますが、自民党の皆さん方は多分誤解していらっしゃるんじゃないかと思って、優遇すれば、それが守ることになれば女たちが元気になると思ったら大間違いで、反対なんですね。もうみんな自分で立ちたくてしようがない。それなのに国はちっともそれを変えてくれない。
 例えば、夫婦別姓一つに関しても、世間は四二%の人が婚姻前の姓を名のれるように法改正して構わないと言っているんですよ。四二%というのはすごいですよね。それなのにやっぱり政府内では夫婦は同じ姓を名のるべきで法改正の必要はないと。これはやっぱり国会の中が後れているんですね。
 そして、みんな、これも少子化対策につながるんですが、それぞれ働いている女の人たちは、結婚したくても、結婚して名前を変えられたら、今まで自分のやってきた仕事の業績が消えてしまうわけですからね。せっかく開拓した営業の向こう側の人からも、えっということになっちゃうわけですから。私ら研究者もそうです。名前を変えてしまったら、それ以前の業績というのは分からなくなっちゃうわけですね。そこでみんな夫婦別姓というのは足踏みしているんです、結婚したくても夫婦別姓法案が早く通らないかなと。
 それなのに本当に自民党内では、民主党さんもそうですけれども、中に反対の人がぼこって出てきたりして。もう十年言っているんですね、この配偶者控除ももう十年以上私らは言っているんです。それでも、何か自民党さんがみんな、自民党さん自民党さんと言うと違う人もいるかもしれないから、ちょっとこの辺でよしておきますけれども、国会が古いということを私は申し上げたいんです。
 そこで、ここで特区のお話を出してくださって、鴻池大臣も大変一生懸命頑張っていらして、私も小泉さんにも申し上げました。鴻池さんもおもしろいアイデアだねと言ってくださいました。ところが、私が、取りあえず女性の一番の自立を妨げているこの配偶者控除と配偶者特別控除を廃止したいと申し上げたら、どうもそれはできないかもしれないというふうに言われてすごく落ち込んでいるんですけれども。
 それで、レクでもこれはよく相談してみないと分からないと言われているんですけれども、どうなんでしょうか。その間、決着付きましたでしょうか。加藤財務省審議官、よろしくお願いします。



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○政府参考人(加藤治彦君)

 先生の御指摘につきましてはかねてから伺っております。
 ただ、私どもこの特区の問題、今、御審議されている法案とはちょっと別にして、私ども一般論として申し上げさせていただきますが、租税は国家の財政を賄うために構成員である国民が公平に分かち合うということで、その場合の負担と申しますのは、やはりその担税力に応じて公平に配分されなければならないと。特に課税の上で平等に国民は取り扱わなければならないという租税原則がございます。
 これはもう御案内のように、国民に平等権を保障した憲法の規定から導かれておるわけでございますが、こうしたことを考慮しますと、納税者の税負担能力、これを減殺する事情をしんしゃくするということで人的控除はあるわけでございます。この人的控除の一つである配偶者特別控除、これがその地域の住所の違いによって適用を変えるという結果になるということは、人的控除の取扱いの差を設ける合理性ということにはちょっと当たりにくいのでやはり適当ではないのではないかと。地域によって差を設けるということは国税として適当ではないと言わざるを得ないと思っております。



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○田嶋陽子君

 今の御答弁はよく分かりません。
 これは特区でもってやることで、先ほども鴻池大臣はできることは、できないことはどうしてできないのか、どうしてやればできるのか考えるとおっしゃってくださったわけですね。今の御答弁は何か余りちゃんとしていないと思います。私が先ほどから申し上げたことは聞いてくださっていないみたいで、この税があるから人が働けないんであって地域活性化ができない。これは特区の考え方に反するわけですよね。
 確かに国税というのがありますけれども、地方税もあるわけですね。地方税にもやっぱり配偶者控除と配偶者特別控除があるわけでして、地方税だけでもこれを取り除くということは可能ですか。



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○政府参考人(瀧野欣彌君)

 地方税についてのお尋ねですので、お答えいたします。
 個人住民税というのが地方税にあるわけでございますが、これは地方の基幹的な税制でございまして、住民の負担分任の考え方から広く課税されるものでございます。
 その中で、ただいまの人的控除でございますけれども、趣旨としては様々な事情によりまして納税者の担税力が減殺された場合にこれを調整するために設けられたものでございます。したがいまして、御指摘のような配偶者控除とか配偶者特別控除につきまして、地域内あるいは地域間の住民の負担の均衡を図るためにその項目なり水準は全国一律に定める必要があるわけでございまして、特区のような一部の地域においてのみこれらを廃するということは税制として問題があろうというふうに考えております。



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○田嶋陽子君

 どういう問題があるんですか。



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○政府参考人(瀧野欣彌君)

 ただいま申し上げましたように、それぞれの地域におきます住民の基幹的な税制として仕組まれておるわけでございまして、地域によってその負担水準が変わってくるということには問題があるというふうに考えておるわけでございます。



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○田嶋陽子君

 この基本方針には、国による税の減免や補助金など従来型の財政措置は用いないこととあります。私が言っていることは控除を取り除くことで、これは減免にはならないんですね。補助金も要らないんです。
 控除を取り除くと、例えば国レベルでいくとどういうことになるかというと、まず、男性は配偶者控除、二つのものをなくなると国は一・二兆円の増収になります。今この配偶者控除の対象となっている配偶者集団は一千二百七十九万人、もし仮にこの全女性がパート労働者として就労した場合は〇・七兆円、七千億円の収入があります。それから、今度、全女性が、その人たちが労働者として就労した場合は一・五兆円、しかも男性から配偶者控除分がなくなるわけですから、それが一・二兆円、二・七兆円になります。
 これは国レベルでこれだけの増収になるわけですが、私が考えているのは、この増収になった分、女性からはぎ取った分はこれは女性に返す、あるいは老人に返す、あるいは子供に返す。主に子供に返すという考え方ですね。あるいは女性の就労援助をする。それから、マイクロクレジットでもいいですけれども、いろんな形で女性が働けるようにする。女性が働くとこれだけの就労があるわけですよね、二・七兆円に相当するような。
 これは国レベルですけれども、例えばそれを地方でいうと、モデル地域を作るに当たっては、例えば二十万人の都市だと約四十二億円の収入になるわけです。国は今度特区を作るに当たって補助金、交付金は出さないよ、あんたらの力の中でやりなさいといって。正にこの女性特区と、別名簡単に言ってしまえばそうですが、そういうものを作ることによって、今まで就労調整しなければできなかった女性たちが二本足で働くようになったら、これだけ地域経済も活性するわけですね。
 そして、みんなが税金を納めた分はまた再分配して、みんなが困っている人のところに平等に行くわけですね。今のような配偶者控除とか配偶者特別控除というのはサラリーマンだけが優遇されている、そういう制度で、働いている男女はみんなそれを不公平だと思っているわけですね。何で国民全体で専業主婦を養わなくちゃいけないのか。国民全体で子供を養うんなら分かる、でも何で専業主婦を持っている男の人と女の人を養わなきゃいけないのか、それがみんなは分からないから非常に不公平に思っているわけですね。
 ですから、今のお二人の説明は、これまでの国税の、地方税の考え方であるけれども、でも、先ほど申し上げたように、地方の経済を活性化するためには個人一人一人を活性化しなければ、個人に対する規制緩和も取らなければ、これは本当の特区の意味にならない、私はそういうふうに思っています。
 そして、特に日本では既婚女性に対する規制が強過ぎるんですね。既婚女性も一人の人間です。もう男のしもべではないわけですね。みんなそれぞれ自分の人生を生きたいと思っています。
 日本の国会は、国はもっと既婚女性に生き方の多様性を、これが男女共同参画社会の発想ですよね、みんなライフスタイル、自由な多様なライフスタイルを持とう。それなのに結婚した女性だけがそういうものを与えられないというのは、これはまた逆に大変な不平等だと思うんですけれども、これに関して鴻池大臣はどんなふうにお考えになりますでしょうか、私の考えに対して。



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○国務大臣(鴻池祥肇君)

 田嶋委員のただいまのお話、大変興味深く聞かせていただきました。正にそういった部分があるんだなという認識を新たにいたしております。
 どこでそれを頑張っていただいたらいいのかなという、それも併せて座って聞かせていただきながら考えておったんですけれども、ここのこの特区構想の中に組み込むことはちょっと難しいんじゃないかと思います。どこでどう頑張っていただいたらいいのか。私もなるほどと思った部分が多いものですから、田嶋委員の今の御発言の要所要所についてしっかり勉強しながら応援はしなきゃいかぬというふうに思っております。その程度ですね。
 この特区の構想の中でこれは、今のことは組み込めないですよ。



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○田嶋陽子君

 ちょっと組み込めない、そのちょっとというところは先ほどお二人の財務省の方がおっしゃったことですから、私にはよく分からない。だって、特区というのはその規制を外すことなんだから、個人に対する規制を外すことでみんなが豊かになるといって、でも全国一律の税制だから云々と言うけれども、特区なんですよね。特区なんですよ、特区大臣。そこを考えてくださるのが鴻池大臣とそのスタッフだと思うんですけれども。
 ということは、国はちっともこのことをやってくれないんですね。



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○国務大臣(鴻池祥肇君)

 特区ではできない。



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○田嶋陽子君

 なぜですか。



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○国務大臣(鴻池祥肇君)

 これは例えば、例えばの話、男女共同参画社会というものを前面に押し立てて、こういう構想はいかがかというのは、例えば、例えばですよ、女性の就労している地域が極めて多いと、極めて多い、そこでたまたまそこの首長さんが女性である、そういった中で今の委員の構想の当てはまる部分というものはあり得るかもしれない。
 ですが、今の全体の日本じゅうの女性はこうしなきゃならぬといったことについては、この特区での構想の推進とはいささか趣旨が違う、こういうことです。



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○田嶋陽子君

 確かに、配偶者控除と配偶者特別控除は、日本の女性全体がそんなものから解放されなければいけないというのは私の考えですが、今度は特区ですから、ある地域で、今おっしゃったように就労している女性が多いところで、もっと働きたいという女性が多いところが見付かればできるということですよね。できるんですね。



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○国務大臣(鴻池祥肇君)

 例えばと申し上げました。ですから、そういうところをお見付けになって、そういう提案があれば特区といたしましても十分検討させていただきたいと、こう思っております。



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○田嶋陽子君

 済みませんけれども、じゃ、さっき何でできないとおっしゃったんですか。国全体としてはできないとおっしゃったんであって、特区でも、もし就労女性が一杯いたり、そういうところがあって、だから地域からそういうことを言ってきたら、それはできるんですね。じゃ国税の配偶者控除と特別控除に相当するものも、それから地方税の、何ができて何ができないんでしょうか。



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○政府参考人(中城吉郎君)

 この特区制度は、地方からそういう提案が出てくればそれを関係省庁と調整して考えるということでございますので、まずそういう提案が地方から出てくるかということが一つあると思います。



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○田嶋陽子君

 それは話が違うと思います。
 私の場合は、例えばですよ、私はそういう地方をもう既に思っているとします、思い描いているとしますよ。そういう立場で質問をしているわけであって、出てくれば考えるんじゃなくて、出てこなくてもそれは可能かどうかは言えますよね。



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○政府参考人(加藤治彦君)

 特区の性格とか制度の問題を別にいたしまして、私ども税制の立場から地域、住所地をもって担税力のしんしゃくに程度の差を付けるということは、いかなる状況においても私どもは困難だと思っております。



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○田嶋陽子君

 では、鴻池大臣、これはまた内部での対立ということになるんですか、また病院の話と同じで。



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○国務大臣(鴻池祥肇君)

 これは内部での対立ではありません。ただいま事務方御答弁のとおりの制度でありますから、そのように思います。
 特区ということにつきまして十分御認識いただいていないんではないかと、このように思います。十分御認識をいただいた上で、そしてただいまの大変すばらしい御意見をお持ちですから、それがどこかで生かされるような地域があれば、是非とも提案を一月十五日までにお出しいただいたら結構かと思います。



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○田嶋陽子君

 それではちょっと矛先を変えます。
 男女共同参画社会、私はこの間十一月五日の内閣委員会で男女平等特区について提案しました。そのときに福田官房長官も、これは是非試してみたいとおっしゃってくださって、そのときに私は、都道府県あてに通知を出してほしいとお願いしました。その経緯について男女共同参画局の上杉さんにお伺いいたします。



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○政府参考人(上杉道世君)

 御指摘の件につきましては、ちょうどその時期、構造改革特区の第二次提案募集が始まるという時期でもございましたので、早速各都道府県に照会をいたしました。
 すなわち、現時点で男女共同参画に関する特区を提案することを予定しているかどうかということを各都道府県に照会しますとともに、市町村にも同趣旨の照会を行っていただけるように依頼を申し上げました。それで、この件は一応十一月十五日までに回答してくださいという期限を付けましたが、そのときまでに提案を予定しているという回答をした都道府県、市町村はございませんでした。
 しかしながら、構造改革特区の第二次募集は来年一月までございますので、今後提案を予定する場合には情報を提供してくださいという依頼を申し上げているところでございます。



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○田嶋陽子君

 すぐに対応してくださって大変ありがとうございました。
 とにかくそういうことがあるんだよということを地方に通知していただいただけでもとても良かったと思うんですが、ただ驚いたのは、その通知を出したのが十一月の十一日で、そして答えを下さる期限が十一月の十五日、四日間しかなかったですね。私が二週間以内にというようなことを申し上げたことも、もしかしたら関係あるのかもしれないんですけれども、私としてはたった四日で、これは、この女性差別のことというのは非常に難しくてなかなか人は思い付かないんですよね。
 だから、この四日というのはとても残念だったということと、それからもう一つここにこういう文章があります。既に特例として定められたものの中にも男女共同参画の形成の促進にかかわるものが含まれておりますが、今後とも各地方公共団体から男女共同参画に関する要望が提出されることが予想されますという言葉があるんですが、それでは、この男女共同参画形成の促進にかかわるものがもう既に特例として含まれているとありますが、それは具体的にはどれでしょうか。



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○政府参考人(上杉道世君)

 まず初めに期限の問題でございますが、確かに短かったかもしれません。先生から二週間という御指摘がございましたので、それが念頭にございました。ただ、これは既に検討しているものについては教えてくださいという期限でございまして、今後更に検討を進めて、提案がある場合には随時御報告くださいというふうになっております。
 それから、既に提案されているものの中で、男女共同参画の促進の形成に係るもの、関連のあるもの、ございます。例えば、一例を申し上げますと、現在構想されている中で、幼稚園への入園年齢の制限、これを満三歳に達する年度というふうに緩和しようというものがございます。これは、もちろん教育上の課題として行われるんでしょうけれども、同時に私ども、仕事と子育ての両立支援ということで、幼い子供の受入れをできるだけ増やしていただきたいということも言っているわけで、その意味で私ども男女共同参画の促進にも関連するというふうに考えております。
 このように、各分野での施策でもって同時に男女共同参画にも関連するというものがあるのではないかというふうに思っております。



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○田嶋陽子君

 ありがとうございます。
 確かに、ここに幼稚園入園年齢制限の緩和ということで、間接的に子育てをしている女性を支援することになりますよね。そうしますと、こういうふうにおっしゃってくださると、ああ、そうなんだと分かる人は多いと思うんですけれども、ほかのところでは特例として一杯いろんな例を挙げていますよね。猛烈にたくさんいろんな経済に関するものはありますよね。
 ですけれども、これは本当に急いで出されたものだとは思うんですけれども、私は男女共同参画局はこういうことを考えるのが仕事なわけですから、確かに地方の上がってくるのを待っているというのもあるんですけれども、今朝ほど阿部委員が、男女構想売り込み隊を作れとおっしゃっていたけれども、私も本当にそう思うんで、営業せよとおっしゃっていたけれども、やっぱりこういうものもあるんだよと教えてあげるというか、それは押し付けではなくて、ほかのところは特例こんなに一杯出しているんですから、やっぱりその後、事後通知でもいいから、一杯こんなこともできるよということを教えてあげることがとても元気付けて大事なことなんじゃないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。



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○政府参考人(上杉道世君)

 今回の構造改革特区につきましては、基本的に、本日もいろいろ御議論がありましたように、地方公共団体の自発的な提案を尊重するということであろうかと思っております。したがって、男女共同参画につきましても、国から特定のモデルを示すというよりも、各地域で現場で苦労しておられる自治体の方から良い提案が上がってくるということを期待申し上げたいと思います。
 先ほど申し上げたような形で、あえて男女共同参画を取り出して照会をしたということは、地方自治体にも考えるきっかけを差し上げたんではないかというふうに思っております。



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○田嶋陽子君

 そのことは、特別、例としては挙げてありませんよね、ここにはね。今、私がお聞きしたら多分そこがそうだということなんですけれども、そんなふうに地方自治体から上がってくるものを待っているというのはとても民主的だし、いいと思うんですけれども、私は昨日レクを受けながら感じたことは、余計なことをしやがってというような印象なんですよね。何かこっちがいろいろ案を出すと、いや、そんなものはできない、こんなものはできない、あんなものはできない、まあそれならできるかもなというような、何かそういうパトロナイズするような、そういうものを私は感じてとても不愉快だったんですね。私は、もう少し国は地方自治体に対して、そんな上がってくるものを待っている、ほら、出せるものなら出してみろよみたいな、そこまで言っちゃうと済みません、そういう態度じゃないかもしれません。私はそういう印象を受けました。とても不親切だと思います。
 地方自治体は、こちらが出したからといってそれを選ぶわけではないですよね。こちらには一杯こんな経済に関する特例は出ているんですから、男女共同参画社会はだれだって、女性差別は女でさえも分からないぐらい複雑な問題なんですよね。そうしたら、一杯そういうことを考えていらっしゃる男女共同参画は、もう少し私は親切にしてやって、早く早くそういう状況がベターになるように私はもう少し力をかしてくださってもいいように思うんですが、いかがでしょうか。



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○政府参考人(上杉道世君)

 男女共同参画につきましては、現在地方自治体でも取組がいろいろ進んでおります。国といたしましても、男女共同参画推進基本計画という形で当面いろいろやっていこうとするメニューを提示しているわけでございます。
 したがって、今回の特区の関係でも、男女共同参画としての課題はたくさんこういうものはあるというのは自治体も分かっているわけでございまして、それには特区のという手法でどういう提案があるかということは、やはり地方自治体の考えを尊重したいと思います。



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○田嶋陽子君

 鴻池大臣に戻ります。
 やっぱり個人に対する規制緩和をするということは非常に大事だと思うんですね。本当に経済活性化したいんなら、景気回復したいんなら、やっぱり私は女性という人材をフルに使えるような政策を作らないと景気なんか回復しないと思います。それから少子化対策をきちんとやる、それはイコールだと思うんですが、それもしないと私はもう日本は景気回復しない。それぐらい自信があっちゃって困るんですけれども、やっぱり女性個人に対する規制緩和を外すような努力をしていただきたいと、最後はお願いで終わります。
 また次によろしくお願いします。

田嶋陽子の

「書アート

こもれる日々

      2017615日(木)~621日(水)

    ギャラリー      コンセプト21

 

         (港区北青山3-15-16              TEL03-3406-0466

 

2016年8月~予定

●ZEN展 

2016年

8月22日(月)

     ~29日(月) 

東京都美術館 

ロビー階第一展示室

東京都台東区上野公園8-36

TEL03-3823-6921

開館時間 9:00~17:30 (入館は17:00まで) 

 

●田嶋陽子書アート展

 ギャラリー花の妖精

2016年9月3日(土)

   ~ 9月11日(日) 

 

長野県軽井沢町

発地116-6 

電話0267-48-1273

田嶋陽子歌とトークショ 9/3(土)16時~

●CACA現代

      アート書展 

2016年9月13日(火)

    ~9月18日(日)

アートスペースリビーナ港区北青山3-5-25

表参道ビル4F

 

電話03-3401-2242

What's New

脳ベルshow(BSフジ)

1/20(水)22:00~

1/27(水)22:00~

 

 

田嶋陽子書アート展 & 歌

2016年

6月4日 土~7月24日 日 

笠間日動美術館 

企画展示館1階

茨城県笠間市笠間978-4 電話0296-72-2160

開館時間 9:30~17:00 (入館は16:30まで) 

休館日 月曜日

(祝日の場合は開館し、その翌日が休館)

★田嶋陽子歌とトーク 7/2(土)18時~ 

2016年

9月3日 土~9月11日 日

ギャラリー花の妖精

長野県軽井沢町発地116-6 

電話0267-48-1273)

★田嶋陽子歌とトーク 9/3(土)16時~